上海虹橋友誼商城が11月26日夜6時30分に、ひっそりと閉店した。

その入り口には、「商城局部休業通知」と書かれた看板が立っていた。同通知によると、11月27日より、地下一階、地面一階、二階、三階、四階南区は営業の一時停止となり、営業再開の時間は別途にて通知するという。

デパートには、化粧品カウンターに並ぶ商品はすべて撤収され、そのうち、大部分は荷造りを終え、「撤退」の準備を始めるところだ。一方、デパートの外は、数多くの販売員が記念撮影で賑わいを見せている。

これに対して、市商務委員会は「虹橋友誼商城は確かに内部の調整段階に入るところだ」とした。

資料によると、虹橋友誼商城は上海初の合併デパートであり、上海友誼百貨有限公司、上海虹橋経済技術開発区聯合発展有限公司、香港均聯投資有限公司という三者の共同出資で建設され、1994年3月26日に正式に開業した。

2000年までに、虹橋友誼商城は上海における贅沢品と輸入品の集積地であり、主に周辺の国際ビジネスビルに通勤する高級管理役と周りの高級住宅地に住む高所得者及び外国人をターゲット客としており、大量の国際ブランド、輸入食品及び高級プレゼントなどの特色ある商品で上海に名を広く知られていた。2011年、虹橋友誼商城の売上高は過去最高の7.5億元を記録し、そして年間売上規模は、上海百貨商業ビル番付で11位の座に輝いた。

ところが、それ以降、虹橋友誼商城は経営不振に陥るようになった。これを受け、虹橋友誼商城は2014年に思い切った改善と配置調整に踏み切り、デパートの北門のすぐ入り口に一連の世界でも名高いブランドを導入し、元来一階の北区にある食品スーパーを地下一階に移転させた。

虹橋友誼商城の休業を聞いて、古北地区のある住民は感慨無量で、そして記者の取材に対して、「1990年代初に姉と二人で上海に来たときは、ちょうど虹橋友誼デパートが開業を迎えるにあたり、姉と鮮やかな衣装を着てデパートの中をそぞろ歩きしてみたが、『アパレルブランドのどれ一つも知らず、値段もみんな高い』という印象だけが脳裏に焼き付いた。また、その時、一階には大きな輸入食品スーパーがあったが、古北地区の外国人が手押し車に、『evian』の飲料水を入れるというシーンが、上海のグローバル化プロセスの一環として捉えられていた。」と語ってくれた。あれから、瞬く間に20年間が過ぎ去ってしまった。かつて友誼商城に並んだ高嶺の花のように思われた贅沢品ブランドは今や、幅広く上海市民に親しまれるようになり、また『evian』の飲料水も多くの市民に愛用されるようになったので、虹橋友誼商城は以前ほどの優位性がなくなった。

一部の業者が荷造りと撤退をしているところ

消費者の牛さんにとって、このデパートは人がそれほど多くなく、比較的に静かであり、そぞろ歩きにはとても心地良かったという。当時の虹橋友誼商城は強みに誇れるのは安定したvip顧客クラスターを擁していたことだ。その消費特徴は他の商業ビルとは異なり、週末と平日の客フォローと実績はあまり変わらなかった。

デパートを離れると、デパートを訪れようとした周りの住民に出会った。デパートが休業になったことを聞き、その人は信じられない顔つきでもう一度確認してきた。そして、「もう20年あまりが経ったのか、残念だね、まったく残念だ……」と息を吐いた。

上海ビジネスが目覚ましい変化を遂げている中、虹橋友誼商城の優位性と強みは消滅した。業界関係者によると、虹橋友誼商城の業態は一新する時期に来ているところだ！

虹橋友誼商城は必ず営業再開の日を迎えるが、それがいつになるのか、またどのような形で開業するのか、今はまだわからない。

长宁新闻

さらば虹橋友誼商城！今日からデパートのモデル転換?調整へ！

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